ものづくりの仕事

 ものづくりの仕事をして、生きている事は10年前の自分を思えば奇跡だと思う。
VSNY1867 のコピー
 大学4年のとき、就職活動をしてもどこにも受からなかった。

 その時に、自分は洋服を作って生きていく事が出来ないんだ。。と、絶望的な気分になった。服作りが大好きなのに、どこにも自分の居場所がない気がした。




 パリ留学から帰って来て、運良く見つけた仕事は、自分にとって願っても無い仕事だと思った。

 好きな服のカタチを作って提案する。



 簡単なようで、これがまた難しい。

 自分がいいと思っても、ボスが気に入らないと商品にならない。

 最初の3年くらいは、1週間やっても1型も出来ない日が続いた。
 

 でも4年、5年と続けるうちに、最初に苦しんだ分、デザインのカケラが引き出しに溜まっていき、それをヒントにデザイン出来るようになった。

 今でも全くダメな日もあれば、1日で何型も思いつく日もある




誰かが言っていた。

量が質を生む

もうでない、、、、

そう思ったその先にいい答えがある。










緊張していないものに、人は感動しない。

緊張感が人を惹き付けるのだ。って。





失敗するのは、チャレンジした証。

チャレンジするのは、やっぱり勇気がいる。

上手くいかないこともたくさんある、でもひとつづつ積み重ねて商品を作ってきた。


売れるか、売れないか私にはわからないけど、中途半端になるくらいなら思い切り振り切れ!そう思って、作ってきた。

私が作る服を喜んでくれる人に届けたいと思って作ってきた。

それが一番のわたしの強みだと思いたい。

そんな思いで、もの作りを続けていきたいと思う。





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