帽子な話。no.4_Casquette/キャスケット

10代の頃、俳優の木村拓哉さんがドラマでかぶっていたデニムのキャスケットに憧れて、デニムのキャスケットを初めて作ったなぁ。と思い出しました。そのキャスケットを作ったのがきっかけで、ここまで作り続けることになるなるわけです。その話は、またいつか描きたいと思います。

この帽子の面白いところは、クラウンのはぎの枚数でシルエットを自由自在に表現できること。

クラウンのはぎ枚数が増えるほど、シルエットが丸くすることができ、また逆に2枚クラウンなど枚数が少ないほど、角ばったシルエットになります。

そして、クラウンのボリュームが変わると帽子のそのものの印象がガラリと変わること。作る度にその奥深さを知って、探究心がくすぐられます。

今でも、私の好きな帽子のデザインのひとつです。

キャスケット(casquette)は、ハンチング帽(鳥打帽)の一種。前にだけブリムのついた帽子の総称です。

アメリカなどでは、新聞売りがかぶっていたことから、ニュースボーイ・キャップ(newsboy cap)、またドイツでは、頭頂部が風船のように膨らんでいることから、風船帽(Ballonmütze)と呼ばれているそうです。

キャスケット(カスケット)は、フランスのカスク(casque、兜やヘルメット)の意味で、前にだけブリムのついた帽子の総称。つまり本来は、野球帽もキャスケットの一種であると言えます。

定義は非常に曖昧ですが、クラウンが2枚・4枚・6枚・8枚と分かれているものをキャスケットと呼ぶことが多いそう。
19世紀から20世紀初頭にかけて欧米で流行し、とりわけ1910〜1920年代にかけては労働者や下級層の間で広く被られました。ただし、その定義が曖昧であると先に述べた通り、対極である貴族らにも被られた本来のハンチング帽と外見的に大きな違いがないことも多く、当時「キャスケット=労働者の帽子」と簡潔に結びつけられていたわけではありません。20世紀中期以降は、ファションアイテムとして未だに広く愛用されています。

Premiere mainのキャスケット

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